2010/10/12

ロシアの皇帝

 といえば2002年日韓W杯でトルシエジャパンを苦しめたロシアのナンバー10「モストボイ」選手である。世界最高クラスのパス、自ら切り込みシュートもフリーキックまでなんでもこなす、まさに皇帝の名がふさわしい。なによりめちゃめちゃダンディズム。往年のバテクストゥータ選手を髣髴とさせた。W杯以来すっかりモストボイ選手のファンになってしまった。日韓W杯はおしくも予選敗退したが、その後、彼の所属していたスペインのセルタというチームでも10番をつけチャンピオンズリーグにも出場できた。もちろん全力で応援。現役のピークはやはり対レアルマドリード戦での2得点の大活躍時だと思う。外国チームでオランダに匹敵するほどロシアの動向にも注目しだすことに。しかし、モストボイ選手が代表、現役を引退した後はやはりチームの力も落ちていっていたと思う。もちろんカルピン選手、イズマイロフ選手、チトフ選手など、多くの有力な選手はいたがやはりロシアには「皇帝」がいないと。
 その皇帝が近年、ついに現れた。その選手の名は「アルシャービン」選手。ユーロ2008、名将ヒディング監督を率いたロシアは、予選リーグで強豪スウェーデンを2-0で撃破。その2得点に絡む活躍をしたのがアルシャービン選手。そしてベスト8をかけてオランダと対決し、3-1で撃破。またしても皇帝っぷりなアシスト&ゴール。その後、世界にアルシャービン旋風が吹き荒れ、市場価格が高騰。最終的にはアーセナルが獲得し、現在に至る。2010年W杯でももちろん注目していたが最終予選でスロベニアにまさか!まさかの敗戦。W杯で皇帝の姿を見ることは出来なかった。しかしそれこそがサッカー、それがW杯なのかもしれない。彼がバロンドールに輝く日を夢見ながら就寝しよう。
 ウイイレでのアルシャービンの能力に納得がいっていないメガロでした。いくら何でも低すぎるだろ。
 

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